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2012/11/26

そっちで元気にしてる?

小学校時代の同級生Rが突然旅立ったという連絡を受けたのが2年前の今日だった。

Rちゃんが途中で転校してからずっと再会する事はなく、

実質的には別世界で暮らす間柄だったのだが、

いつか同窓会などで集まるものだと思っていたので、

それがもう永遠に叶わない事になるのは残念でならない。


Rちゃんとは塾が一緒で、いつも私が自宅まで迎えに行き一緒に通学していた。

家のチャイムを押しても、玄関先でちょっと待たされるのが常だった。

彼女のせいで遅刻しそうになる事もあった。

ある時は「はいっ」と、そら豆を1つくれた事もあった。

彼女はちょっと姉御肌で、服装も大人びていて物知りだった。

「あんたさぁ、◯◯なんだよっ」とか「あいつ◯◯な所があるからね」

と、愛情を含みつつも断定的な言い草が特徴的だった。


お線香をあげに同級生達で集まった時にも、

「あんたって言われたの、彼女くらいだったよねぇ」と懐かしんだ。

彼女は結婚して2年目で、まだまだ新婚気分が残っている時だった。

ウエディング姿で写真に収まる彼女を見て、

本人ともう会えないという実感を湧く者は居なかっただろう。

思わぬ形ではあったが、こうして皆で集まる事になったのも、

もしかしたら彼女らしいプレゼントかもしれないねと言い合い、

乾杯をしてそれぞれの近況を報告し合ったのだった。


不謹慎ではあるが、陰陽五行学を勉強している身として、

彼女に巡っていた運を見てみた。

旅立つタイミングでは無い。しかし師匠が言う「運にやられるタイミング」だった。

風邪をこじらせて治りが悪く、菌が心臓に回ってしまったのは、

医学的にみても運が悪かったとしか言えないらしい。(専門医より)


私は先の見えないトンネルを歩いているような気分になる時、彼女の事を思い出す。

「生きてるならいいじゃん」ときっぱりと言ってくれる彼女を連想させては、

抱えすぎた不安を一度置いて、重い腰を上げるようにしている。

まだまだ修行が必要な身ですから。

彼女、多分元気にやってるんだろうな。

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